【重要】人も動物も健康に!ワンヘルスで取り組む人獣共通感染症対策
みやま市商工会は、この度「ワンヘルス宣言事業者」として登録いたしました。「ワンヘルス」とは、人の健康、動物の健康、そして環境の健康は一つであり、相互に関連しているという考え方です。この理念に基づき、当商工会では人獣共通感染症対策として、皆様への周知活動を積極的に行ってまいります。
人獣共通感染症とは?
人獣共通感染症とは、動物から人へ、または人から動物へ自然に感染する病気の総称です。細菌、ウイルス、寄生虫、真菌など様々な病原体によって引き起こされ、直接触れたり、動物由来の食品を摂取したり、蚊やダニなどの媒介動物を介したりするなど、様々な経路で感染する可能性があります。
なぜ、人獣共通感染症対策が重要なのでしょうか?
近年、新たな感染症の多くが動物由来であることが分かっています。人獣共通感染症の発生や流行は、私たちの健康を脅かすだけでなく、地域経済や社会活動にも大きな影響を与える可能性があります。
主な人獣共通感染症と予防のポイント
- マダニ媒介感染症(SFTSなど):
- 感染経路: マダニに咬まれることによる感染。
- 予防: 草むらや山林に入る際は、長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を避けましょう。虫除けスプレーの使用も有効です。帰宅後は体を洗い、マダニに咬まれていないか確認しましょう。
- 鳥インフルエンザ:
- 感染経路: 主に感染した鳥との濃厚接触。
- 予防: 死亡した野鳥や不審な鳥には近づかないでください。発見した場合は、市町村や関係機関にご連絡ください。
- ペット由来の感染症:
- 感染経路: 動物との接触、体液や糞便など。
- 予防: 動物と触れ合った後は必ず手を洗いましょう。ペットの健康管理をしっかり行い、定期的な健康診断やワクチン接種を受けさせましょう。過度な接触は避けましょう。
- 野生動物との接触:
- 感染経路: 直接的な接触、咬傷など。
- 予防: 野生動物にはむやみに近づいたり、餌を与えたりしないでください。
みやま市商工会からのメッセージ
私たち一人ひとりが人獣共通感染症に関する正しい知識を持ち、適切な予防策を講じることで、人だけでなく、大切な動物たちの健康、そして私たちの住む環境を守ることができます。今後、みやま市商工会では、セミナーや情報発信などを通じて、人獣共通感染症に関する意識向上を図ってまいります。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
もし体調に不安を感じたら
動物との接触後に体調不良を感じた場合は、速やかに医療機関を受診し、動物との接触歴を必ず医師に伝えてください。